雑感 

 

    ずっと昔、この仕事にかかわり始めた頃は、目の前に見えるものがすべてだった。

上手に教えることができ、生徒が成績をあげてくれる、それがすべてだった。  

いつの頃からか、その 後ろから付いてくる子供の将来、果ては日本の未来までも見るようになった。

目の前の時にわがままで、時に無邪気な子供達を見ながら、「何か言わなければいけないこと、指導 しなければならない方向があるのではないか。」などと、ふと考えたりする。  そしてそんなことを考える自分に戸惑う。

 したり顔でなにか言えるような人間ではないが、ずいぶん多くの子供達が成長する過程を見た。 本人には見えない未来を、いやおうなしに想像してしまう。 「この子のために、ここで何か言ったほうがいいのではないか」などと、ついおせっかいなことを考えてしまうことの多い昨今だ。

 

 

 

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