子供が良い成績をとった時の対応
子供が良い成績をとった時、当然次に続けたいと思いますよね。勉強への興味を喚起する良いチャンスです。
私達大人はどのように対応するのが良いのでしょうか。
実は、とても簡単です。嬉しい気持ちをできるだけ素直に子供さんに伝えるだけです。
どんな子供さんもその子供さんなりに良い結果をだしてくれる時があります。 そんな時は、茶化さず真面目にほめて、大げさなくらいに
喜びを表現するのが一番良い方法だと思います。
“どんな感情で人は最大の力を発揮するのか” についての「ボール投げ実験」というのがあります。 その実験によると、
意外に思われるかもしれませんが、憎しみや怒りではなく、喜びや愛情、わけても愛情の感情が起こった時、最も大きな力を発揮するという
結果になったそうです。 自分の力で誰かを喜ばせてあげられたとき、何かで自分が嬉しくなった時以上の満足を感じるのも納得できますね。
ですから普通、ご家族を喜ばせることができた、という実感は、豪華な褒美より大きな「次に続く力」になるのです。
その際、よく大人がしてしまうことで、注意することは、足らないところや、悪い成績をとった時のことを持ち出して、叱ったり注意をする ことです。良い成績を取ったとは言え、注意をしたいことは山ほどあるでしょうが、折角頑張って良い成績をとったのに嫌な気持ちにさせられては、「次も…」という気持ちはおきません。 次も頑張りたい、という気持ちがたくさん湧き上がるようなほめ方をしましょう。
「ボール投げ実験」
被験者に「怒り」や「憎しみ」「喜び」「愛情」などの感情を喚起させ、その後ボールを力の限りに投げてもらう実験
結果は、「愛情」の気持ちが起こった時、他の感情をはるかに超える距離になったそうです。